カルトワインズ社 会社概要
カルトワインズはオルタナティブ投資の資産クラスとしてワインに着目し、2007年、トム・ギアリングと フィル・ギアリングにより英国で創業されました。ロンドン、ニューヨーク、トロント、シンガポール、 香港、上海にオフィスを構えます。 本ページは英企業カルトワインズ(https://www.cultwines.com)の日本語公式サイトです。
カルトワインインデックス当該期間リターンCAGR
2022年10月-12月0.25%-
1 Year 2022年1月-2022年12月12.77%-
3 Year 2020年1月-2022年12月38.42%11.45%
5 Year 2018年1月-2022年12月45.79%7.83%
伝統的資産クラスとの比較2022年 Q4収益
S&P 500+7.56%
米国債券 iShares7-10y Treasury bond index-0.22%
NASDAQ-0.79%
Gold (USD/oz)+9.93%

Part1 – マクロ的な市場見通し:リスクを上回るファンダメンタルズ

高級ワインは様々な背景の中で安定性と大きなリターンをもたらしてきた。激動であった2022年でも安定したパフォーマンスをもたらす結果になり、不安定なマクロ的外部環境の継続が予測される2023年にも再び伝統的な資産クラスよりも良いパフォーマンスをもたらす事を暗示している。ここでは市場のリスクを評価し、市場の強いファンダメンタルズが弊社の「短期的にポジティブ」且つ「長期的にも相対的に有利」という二本立ての見通しの理由を明らかにする。

【図1 – 2022年 投資利益の源泉】
Cult Wines Global Indexと主要金融資産との比較 – 2022年のリターンとボラティリティ(11月30日現在)

出典: 2022年11月30日時点のWine Searcherとinvesting.comによる価格設定データ。ボラティリティ=月次リターンの標準偏差。過去の実績は、将来のリターンを保証するものではありません。

強気な展望の理由

①実物資産のメリット

高級ワインの需要は困難な 2022 年を通して健全なままであり、目立った衰えの兆しは見られなかった。つまり、過去 2 年間の上昇を引き起こした、需要が供給を上回るという傾向は依然として損なわれる兆候が見えない。

ほとんどの伝統的な資産クラスで先行きが厳しいこと、そしてファインワインは市場の混乱の中で比較的安定していた歴史があることを忘れてはならない(上記図1参照)。したがって、多くの国でインフレが数十年来の高水準にあることから、2023年以降も多くの投資家が高級ワインをはじめとする実物資産へ投資することが予想されている。このような需要が、ワインの潜在的な価値を高めるとともに強気な市場展望を理由づける第一の理由となる。

②2021年産の希少なブルゴーニュワインに既に見られる需給の不均衡

年明け早々にリリースされるブルゴーニュの2021年産ワインの数量は、長期平均を大きく下回っている。一部のドメーヌでは平均より50%~80%減少しており、また、特定のプルミエクリュやグラン・クリュを2021年に造らないというドメーヌもある。この地域の価格が高いとはいえ、この希少性は、過去2年と比較してペースが緩和されたとしても、バックヴィンテージに渡って上昇圧力を維持するはずである。旺盛な需要がこの希少ワインの供給を大きく上回ることからくる価格上昇圧力が予想されている。

③米ドル高が外需を支える可能性

世界の高級ワイン取引の多くは英国を経由しており、カルト・ワイン・インベストメントを含む多くの保有銘柄は英国ポンド建てとなっています。 2023年は米ドル高が続くと予想されており、英ポンドの相対的な弱さにより、ドル(およびその他多くの外貨)を使用するバイヤーにとって高級ワインが割安になることが考えられる。外国人バイヤーによる需要の高まりは、価格の上昇を促し、外国人投資家と英国人投資家の両方にとって、ワイン投資をリスクヘッジのツールとして利用することからくる需要も見込まれている。

④ワインの多様性

一部の高級ワインのパフォーマンスのペースが緩やかになったとしても、ワイン産地の多様性が増す世界市場の中で、利益を出している新たなワインが散見された。2014年から2015年にかけて、ボルドー価格の高騰の下方修正もあって市場全体が下落したが、Cult Wine Investmentのブルゴーニュ、イタリア、ローヌ、米国における特定のセレクションはパフォーマンスを維持し続けた。下記の図は、2014-2015年、カルトワインズでは多種多様な高級ワインへ投資を行うことで、一部のワイン産地の価格が下落圧力に晒されても、全体を通して安定したパフォーマンスを出してきた実績がある。

【不況時の成長要因】

*Overall market = Cult Wines Global Index. Regional selections based on Cult Wine Investment performance.  The results depicted here are not based on actual trading and do not account for the annual management fees that may be charged to a Cult Wines customer which ranges from 2.95% to 2.25% depending on the size of the portfolio, and there is no guarantee of similar performance with an investor’s particular portfolio. Pricing data from Wine Searcher and Liv-ex as of 30 Nov 2022. The performance was calculated in GBP and will vary in other currencies.

当社の見解に対するリスク

生活費高騰への懸念、金融引き締め、成長の鈍化、地政学的な混乱など、すべてが投資市場にリスクをもたらす。高級ワイン市場はこれまで比較的安定してリターンを提供してきたが、複数の国で長期的な景気後退が起こるとワインの消費に影響が出る可能性があり、投資/コレクター市場のパフォーマンスの可能性が損なわれる可能性がある。

また、一部の高級ワインの現在価値が既に高いことも、警戒すべき理由です。持続的な上昇(カルト・ワイン・グローバル・インデックスは2020年4月以降41.5%増)は、特にブルゴーニュやシャンパーニュのトップワインの価格が割高であることを意味している。需要は依然として供給を上回っているが、バリュエーションが上昇ポテンシャルを制限する可能性がある。

結論

短期的:伝統的な資産クラスより相対的に安定したパフォーマンスを提供

高級ワインの見通しについては、ポジティブな要素がネガティブな要素を上回ると思われる。特に、高インフレと低成長の中で、資産・資金が伝統的な資産クラスやその他の資産へと行き場がないため、ワインはポジティブなパフォーマンスを維持し、投資ポートフォリオ全体のボラティリティを低下させるだろう。

しかし、短期的な見通しには注意が必要です。一部のワイン産地は減速する可能性があり、地域や生産者の割り当てがより重要になる可能性がある(詳しくは地域別の見通しをご覧ください)。

長期的: 旺盛な需要と減少の一途を辿る供給から潜在利益が見込める

長期的な観点で、高級ワインの潜在的利益は、需給の不均衡に代表されるように、まだまだ健全と思われます。世界最高の希少なワインは、需要が供給を常に上回っているため、堅実な投資対象となり得る。逆供給曲線(ワインが飲まれるにつれて供給が減る)により、時間の経過とともに価値が上がっていく事が予想される。

投資家やコレクターの中には、最近の上昇に乗じて儲けようと思う人もいるかもしれない。しかし、他の資産と同様に、短期的に市場のタイミングを計り利益を上げることは難しい。高級ワインの実績から、マクロ的な要因による下落は通常短く、長期的には回復に向かうと考えられる。

【図2 – 短い減速と大きな反発】
カルト・ワインズ・グローバル・インデックス(2019年12月31日~2022年11月30日)

出典: 2022年11月30日時点のWine Searcherの価格データ。過去のパフォーマンスは、将来のリターンを保証するものではありません。

2022年に従来の60対40のポートフォリオが打撃を受け、オルタナティブ資産が多様なリターン源を追加する上で果たす役割が強調された。オルタナティ ブ資産への関心が高まれば、高級ワインのパフォーマ ンスに長期的な恩恵をもたらすはずである。

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