オルタナティブ投資の意味
オルタナティブとは英語でalternativeと表記され「代替の」という意味です。
つまりオルタナティブ投資を日本語へ直訳すると「代替投資」です。
通常「投資」というと、上場企業へ投資する株式投資や、国・企業が発行する債券などが思い浮かびます。これらの古くから存在する伝統的な投資対象に代わる投資対象へ投資することを指して「オルタナティブ投資」と呼んでいます。
またその投資対象となる資産のことを「オルタナティブ資産」とも呼びます。
(この記事では説明をわかりやすくするため、株式や債券を「伝統資産」と呼称します。)
では具体的にどのような種類の投資対象があるのでしょうか?
オルタナティブ投資の種類
オルタナティブ投資の範疇は多岐に渡ります。
順番に見ていきましょう。
不動産投資
商業施設やマンションなど不動産もオルタナティブ資産です。
この記事を読まれている方も既に投資経験がおありかもしれませんが、小口化して取引所へ上場している不動産投資信託(REIT)も広義にはオルタナティブ資産に入ります。
インフラストラクチャー(社会基盤)
主に年金基金や生命保険会社といった大規模な機関投資家が行う投資先として海外や国内のインフラストラクチャー(社会基盤)も投資対象となるオルタナティブ資産です。
インフラストラクチャーである、空港、発電所、上下水道といったものから、最近では大規模太陽光発電施設などが対象になっています。
PE(プライベート・エクイティ)
未上場の企業もオルタナティブ資産です。未公開企業が私募形式で発行した株式、転換社債型新株予約権付社債、新株引受権付社債等です。
貴金属や農産物、エネルギーなどコモディティ(商品)
金や銀といった貴金属、小麦や大豆といった農産物、原油や石油といったエネルギーなどいわゆるコモディティもオルタナティブ資産です。
私達が取り扱う高級ワインも農産物の一つですから、この範疇に入ると言えるでしょう。
オルタナティブ投資の特徴
オルタナティブ資産への投資は年金基金(GPIF)や生命保険会社といった大規模な機関投資家たちもポートフォリオの中に取り入れています。
では、なぜ株式や債権といった伝統資産だけではなく、オルタナティブ資産へ投資するのでしょうか。
その理由はオルタナティブ資産が持つ特徴にあります。
特徴1:伝統的資産と違う値動きをする
伝統資産は中央銀行の政策金利変動などマクロ経済政策の影響を大きく受けます。一方、オルタナティブ資産の中にはこれらの景気変動の影響を受けずらいものがあり、オルタナティブ資産へと分散投資することで急激な資産額の変動リスクを低減させられます。
特徴2:流動性が低いが利回りが高い
一般的にオルタナティブ資産は流動性が低い代わりに、伝統的な資産と比べると利回りが高いとされています。例えば上述したインフラストラクチャー(社会基盤)は数年から数十年かけて建築、運用されますので、その流動性は上場株式などと比較にならないほど低いでしょう。しかし社会基盤として長期にわたって安定した利回りが期待できます。
高級ワイン投資の魅力
カルトワイン(CultWine)が取り扱う高級ワインもオルタナティブ資産ですので、同じような特徴を併せ持ちます。
以下のグラフで見ると、その特徴と魅力が分かります。


出典:Liv-ex, OECD.org(2021年11月30日現在)
※Wineはワイン取引市場の一般的な目安であるLiv-ex Fine Wine(ライブ・エックス ファインワイン)1000インデックスを参照している。
上段のグラフ「Annualised volatility」は価格変動の大きさを表します。
例えば伝統的資産の代表であるS&P500は約15%、US Treasury Bonds(米国債券)は8%の価格変動がありました。
それに対してWine(ワイン)は約5%しかありません。
上述した「伝統的資産と違う値動きをする」という特徴が読み取れます。
下段のグラフ「Annualised return」は収益率を表します。
S&P500は約8%、US Treasury Bonds(米国債券)は1%以下、Wine(ワイン)は約9%のリターンをマークしています。
利回りも総じて伝統資産より高くなっています。
オルタナティブ資産である高級ワインへの投資の魅力は「伝統的資産と違う値動きをする」にあります。
このグラフは2005年から2021年11月30日まで集計をしていますが、違う期間で区切るとその傾向はより顕著になるでしょう。
あなたの大切な資産を伝統資産とは違う動きをするオルタナティブ資産、高級ワインへと振り向けることでそのパフォーマンス向上を期待できるのです。
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